mission05:現地交通手段(鉄道、バス、タクシー)の乗車
日本で電車に乗る場合、紙の切符を券売機で買うことはすっかりなくなりました。首都圏ならば何処へ行くにもPASMOを利用しています。海外の交通事情はそれぞれだと思うので、充分下調べをしてから訪れたいと思います。
さて、韓国金浦空港からソウルへの移動ですが、地下鉄空港線で約20分とのこと。ずいぶん近いですね。
韓国では、SuicaやPASMOの役割も担う総合電子マネー「T-MoneyCard」を利用して、タクシーを含むほとんどの交通機関にピピッと乗車することができます。料金も日本の感覚と比べるとかなり安く感じます。
家にあった古いT-moneyカードを引っ張り出してきましたが、問題なくチャージして乗車することができました。裏面を見ると購入日(?)2011年と書いてあります。
(※タイの交通系電子カードは、たしか最終利用日から3年過ぎると無効になってしまうはず。韓国は大丈夫なんですね)
以前来韓したときは仁川からだったし、その時はまだ空港鉄道が整備されていなくてリムジンバスで1時間以上かけてソウルまで出た記憶があります。オリンピックの時に整備したのかな。
ソウルでKTXという、韓国高速鉄道に乗り換えます。この時、朝の航空機トラブルの皺寄せから時間を読み間違えて、ソウル駅にて2時間近く待ち時間が発生してしまいました。
仕方なくご飯をたべたり、駅周辺をふらふらして時間潰し。
旧駅舎、どことなく東京駅に似ているよねと同行者に話したら、「同じ建築家だよ、辰野金吾」と教えてくれました。こういうレスポンスが教養だよなぁと、ちょっと尊敬。
ひとり旅だと、こういう会話をする相手がいないので寂しくなりそうかも。
有人カウンターでKTXのチケットを購入。ホームに行くまでの間、改札はありません。
コンコースには弁当店もあります。韓国や中華圏の国には冷たいご飯を食べる習慣がなかったので、駅弁というのはここ最近の文化だと思います。キンパ(海苔巻き)やビビンバ(混ぜご飯)のboxなどが売られていました。
ようやっとKTXに乗車。行き先は平昌郡「珍富駅」。そう、平昌オリンピックの跡地を見るのが今回の目的なのでした。所要時間は1時間半くらいかな。
座席は新幹線と同様、頭上に荷棚あり、雑誌の入っているネットと引き出し式のテーブル、足元に足置き、横の丸い穴はコンセントです。韓国のコンセントは2、3タイプあるようですね。日本の電子機器を使用するためにはアダプターが必要です。
車両の連結部分には、トイレとスーツケースを置くスペースもありました。
ちなみに、車内改札もありませんでした。座席番号で管理しているのかな?
夕方、やっと最寄り駅に到着!オリンピックのキャラクターがお出迎えしてくれましたが、駅の回りにはなーんにもありません。
宿泊先は、スキー競技の舞台となった「アルペンシアリゾート」の「インターコンチネンタルホテル」です。事前にホテルに問い合わせしたところ、駅からはタクシーで20分くらい、料金は15,000~20,000ウォンくらいとのこと。
駅のロータリーからタクシーに乗車。ふつうに親切なおっちゃんで、ぼったくられることもなくアルペンシアに到着しました。
mission04:現地空港でのVISAデビットからの外貨調達
近い将来のひとり旅のために、VISAデビットのカードを入手しました。VISAデビットとは、国際カードブランドであるVISAの加盟店で使用可能な、デビットカード(買い物の代金がカードに紐付いた指定の銀行口座より即座に引き落とされるカード)です。
クレジットカードには月に一度「引き落とし日」が決まっていて、その日を基準として予信枠(利用限度額)いっぱいまでショッピングやキャッシングをすることが可能ですが、このシステムはデビットカードには当てはまりません。
銀行口座に入っているお金以上の金額は利用できないという点と、利用金額がすぐにネットで確認できる点が、大きなメリットだと思います。
金銭管理が苦手な方にもオススメです。少なくとも借金をすることにはならないので。また、デビットカードの発行には基本的に審査はありません。銀行口座を所有している成人のかたなら、ほとんど問題なく作れる、クレジットカードと同等の使用方法ができるカードだと思います。
海外では、日本人が思う以上にカード決済が主流です。海外の商習慣には小切手の文化があったからなのだそう(諸説ありますが)。かつて旅行者の間で主流だったトラベラーズチェックも小切手でしたしね。それに、現金を持ち歩くよりも安全だったり、往復の両替手数料よりカード手数料の方が安価であったりもします。メインカードがトラブルで使用できなくなる可能性を想定して、カードを複数所持していないと、長期旅行では詰むと思われます。
(余談ですが、海外の価値観では、クレジットカードを所有できる=信用がある、という考え方もあるようです。中流以上のホテルに宿泊する場合はデポジットとしてカードの提示を求められることがあります。カードにもステイタスがあり、ゴールドやプラチナだと目に見えないサービスのグレードが上がることも?日本の感覚だと「保険が付く」とか「なんかかっこいい、自慢?」みたいな漠然としたメリットしか感じられませんが、海外ではスマイルすらただじゃないからね。サービスが無料なのは日本くらいだと思います。カードのメリットやPPに関しては後述したいと思います)
私のメインカードはJALカード(AMEXゴールド)ですが、サブとして少額決済や現地通貨引き出し用にデビットカードを活用できればと思っています。
私が作ったのは三菱UFJブランドのデビット。何かあったときにメガバンクのほうが信用が高そうというイメージにて選択しました。もともと口座持っていたということもあります(昔の給与振込の指定で使用していたが放置中だった)。
普段は使用目的で予算をたてた金額のみ入金しておいて、口座への追加は他社のネットバンクより振込むことでコントロールする予定です(振込手数料は月7回まで無料です)。
いわば、国際キャッシュカード+αのような使い方を想定しているのですが、はたして使い勝手はどうでしょうか…。
金浦空港到着ロビー左奥にある、友利銀行のATMです。世界各国にある「visa」と「+plus」のマークのあるATMにて、VISAカードの利用が可能です。
こちらは言語の選択で日本語あり。便利~!
VISAが定める基準レート+ATM利用料(108円)+海外事務手数料(約3%)で、現金の引き出しができます。詳細は各カード会社のサイトをご確認下さい。
レシート下部の1057がATM手数料、3600が事務手数料かな(韓国語わからん)。VISAのレートは帰国後に確認しますが、周りの両替所では1万円を両替して92,000~95,000ウォンくらいが相場のようです。
そもそも韓国で現金を使う予定もないので(^^;、5万ウォンだけ引き出してみました。
操作方法は日本語だったこともあり、国内のATMと全く変わりませんでした。同様の機械ならば、英語なら大丈夫かなと。
さて、SIMも購入し、現金も調達したので、別便で到着した同行者と合流して目的地へと移動します。
mission03:現地空港でのSIMカード購入
4年くらい前に台湾を訪れた際は、友人がレンタルしたポケットWi-Fiを共有で使わせてもらっていました。SIMフリーの端末を使用して、海外で現地通信社のSIMを購入するという方法が広まったのは、ここ2~3年のことなのじゃないかなと思います。
今回はSIMフリーのタブレットを海外専用にカスタマイズしたものを用意。高価すぎない本体に、地図アプリ、翻訳アプリ、ポケモン、動画アプリ、電子書籍、SNSのブックマークなどをインストールしています。これに現地のデータSIMを差し、必要に応じてテザリングなどを行ってみようというチャレンジです。
韓国はネット環境は比較的良くて、ホテルやカフェなどでWi-Fiが使用できることはわかっているのですが、少々の出費は保険ということで。SIMがあれば街でポケモンもできるしね!
到着空港は金浦空港。事前にGoogle先生に確認し、韓国の通信会社「KT」が発行するデータSIMを事前予約することにしました。
https://roaming.kt.com/m/rental/jpn/product/sim_data.asp
スマホサイトから予約をします。サイトは日本語対応となっているので、めっちゃ簡単です。5分もかかりません。
予約が確定すると、予約番号が出ます。Webで割引になる模様。オフラインでも参照できるようにスクリーンショットを保存します。ちなみに、画像データを検索するのがめんどくさい時は、自分で自分宛に添付ファイルをつけてメールしちゃうこともあります(受信トレイのフォルダを分けておくと便利)。メールタイトルに「201806KTSIM※※※※※(予約番号)」のように概要を入れておくと便利です。
金浦空港着。出国出口を出て左手、インフォメーションの奥に通信会社のカウンターがありました。
予約画面とパスポートを提示し、クレジットカードで決算。音声通信のカードは要返却ですが、データ通信のみのカードは返却不要です。設定も、モタモタしていたらカウンターのおねえさんがパッパとやってくれました。空いてたからかな。混んでいたらご迷惑かけていたかもしれません…。
価格は5日間で24,700ウォン(レートにもよりますが3千円弱)でした。
ブラウザを立ち上げて確認。スピードも早く快適です。もちろん、早速起動したポケモンもサクサク動きました。わーい!